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2011年2月の3件の記事

【ubuntu】 EP-802Aのスキャナ機能をネットワーク越しに使いたい!

はい。タイトル通りです。

EP-802Aを導入してから、あらゆる書類や領収書・明細書をPDF化して、ペーパーレスを図ってるんやけど、我が家はEP-802Aを無線LANで接続して使用しています。今までubuntuからは印刷はできていたのやけど、スキャン機能が使えず。一旦SDカードに記録する方法で対応してました。

何とか直接スキャンする方法は無いものかとおもったら、いやぁありましたよ。
アヴァシスさんが新しいドライバをリリースしていたようです。(気づかへんかったよ...

http://www.avasys.jp/lx-bin2/linux/spc/DL1.do

こちらのURLから、機種(我が家の場合EP-802A)、ディストリビューション(同ubuntu)、バージョン(同10.04)を選択します。するとダウンロードページに移動と。

はてさて、何をインストールすれば良いものか。
ubuntu 8.10以降ではちょっと問題が発生するので、それを回避する方法含めて書いておきます。

まず印刷機能を使うために

  1. libltdl3のインストール
  2. CUPSのインストール
  3. EP-802A用CUPS版 pipsliteのインストール
  4. PPDファイルのダウンロード&プリンタ追加

追加でスキャナ機能を使うために

  1. iscanデータパッケージインストール
  2. iscanコアパッケージインストール
  3. iscanネットワークプラグインパッケージインストール
  4. スキャナ機器の追加

こんな感じですな。
まぁ、殆どアヴァシスのreadmeに書かれているので、その通りやれば問題ないんやけどね。
さて一つずつ書きますかな。

libltdl3のインストール
これ、ubuntu 8.10以降ではlibltdlのバージョンが上がってしまって、libltdl3が無くなってしまってるのです。でもアヴァシスのパッケージはlibltdl3に依存してしまっているので、これが必要と。という事で、Hardyのパッケージを持ってきて無理やりインストールします。
http://packages.ubuntu.com/hardy/libltdl3
こちらからお使いのアーキテクチャ用のdebファイルをダウンロードしてインストールしてくださいな。

CUPSのインストール
これはもう良いよね。SynapticパッケージマネージャでCUPSを検索してインストールしておいてくださいな。

EP-802A用CUPS版 pipsliteのインストール
先程のアヴァシスのドライバダウンロードページから、pipsliteのdebパッケージをダウンロードして、インストールしてくださいな。(本日時点で最新はpipslite_1.5.0-2_i386.debやね)

PPDファイルのダウンロードとプリンタの追加
同じくアヴァシスのダウンロードページからPPDファイルもダウンロードしておいてくださいな。2種類あるけど、僕はpipslitel2.ppdを使ってみた。違いは...よ〜わからん。
ダウンロードしたPPDファイルは /usr/share/cups/model/Epson に移動します。ファイルオーナーをrootにね。さらにCUPSを再起動。

sudo chown root:root EP-802A_pipslitel2.ppd
sudo cp Epson_EP-802A_pipslitel2.ppd /usr/share/cups/model/Epson
sudo /etc/init.d/cups restart

次に、ブラウザでCUPSの設定ページ(http://localhost:631/)を開いて、プリンターとクラスの追加を選択。「新しいプリンタの検索」をポチっと。アカウント認証が表示されたら、自分のユーザ名とパスワードを入力。しばらく待ってるとEP-802Aを認識するんちゃうかな?ほんで、そのプリンタを追加とやって、前出のPPDファイルを読み込んでくださいな。その後、標準のプリンタ設定とか入力して完了。

ここまでやると、「システム」-「システム管理」-「印刷」にEP-802Aが現れて、ドキュメントなんかの印刷できるようになります。

さて、お次はスキャナ機能。
またまたアヴァシスのダウンロードページから、スキャナドライバ3種類(データパッケージ、コアパッケージ、ネットワークプラグインパッケージ)のdebファイルをダウンロードします。
これを「データ」「コア」「ネットワーク」の順番にインストールする事。依存関係があるんで、それ以外の順番ではインストールできひんと思う。

次にスキャナ機器の設定を。

sudo vi /etc/sane.d/epkowa.conf

ファイル下の方に

#net  192.16.136.2 1865
#net 10.0.0.1
#net scanner.mydomain.com

と書かれている箇所があるので、その後にでも

net EP-802AのIPアドレス

と追加しておきます。
それからEpson設定を無効にするため(この作業はいらんかもしれへん)

sudo vi /etc/sane.d/dll.conf

として33行目あたり

epson
epson2

#epson
#epson2

のようにコメントアウトします。

さて、これで準備は完了。

ubuntuメニューの「アプリケーション」-「グラフィックス」-「Image Scan! for Linux」を起動すると・・・

Screenshotimage_scan_for_linux_2262
ほ〜ら、この通り。
ちゃんとスキャンできましたよ。
ちなみに、ファイル形式で取り込むと画像以外にPDFも選択できるんでめっちゃ便利っす。

ところで「アプリケーション」の「グラフィック」には「シンプルスキャン」ってツールもあるけど、こちらは動きまへんでした。なんかEP-802Aがエラー起こしてしまいまする。(液晶表示が消えて、ボタンLEDが点滅する状態)電源入れ直すと復帰するんやけど、何度やってもスキャンできず。という事で、シンプルスキャンはアンインストールしましたダ。

いやぁ、便利な世の中になったねぇ。ほんま。

【VirtualBox】 VirtualBox 4.0.x on ubuntu 10.04 LTS インストール方法

VirtualBox 4.0.4へのアップデートを再チャレンジ中です。
とりあえずインストール方法を。VirtualBoxのサイトみりゃ分かるんやけど、いちいちパッケージをダウンロードしてくるのも面倒なので、distribution listに追加する事にした。

/etc/apt/sources.listのファイル末尾に以下の行を追加
deb http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian lucid contrib
ubuntuのバージョンによって"lucid"の所が"hardy"やったり"maverick"やったりします。

次に

Oracleのpublic keyを追加
wget -q http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian/oracle_vbox.asc -O- | sudo apt-key add -

最後に Synaptic パッケージマネージャを開いて"VirtualBox"で検索すると、VirtualBox-4.0のパッケージがインストールできるようになります。

VirtualBox 4.0になったらこんなんなりました。

Screenshotoracle_vm_virtualbox

う〜ん、前回トラブったのが嘘のようにスムーズに動くなぁ。

インストール方法が違うと言っても、インストールしてるバージョンは同じやねんけどなぁ。

とりあえず、このまま様子を見ることにしよう。

【VirtualBox】 3.2.12 → 4.0.4 アップデートしたら...

普段、ubuntu上でVirtualBoxを動かして、その仮想マシンでWindows XPを使っていまする。VirtualBoxは今までバージョン3.2.12を使っていたのやけど、この度新しい 4.0.4 がリリースされました(この所、結構頻繁にアップデートするんよねぇ)

VirutalBoxダウンロードページ
http://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

3DのサポートやらゲストOSのメモリ割り当て上限が緩和されたりと、色々更新されたんでアップデートする事にしたのやけど、さすがメジャーバージョンのアップデート、トラブっております。

更新履歴
http://www.virtualbox.org/wiki/Changelog

我が家ではubuntu 10.04 LTSを使ってるんやけど、まず最初にVirtualBox 3.2.12をアンインストールする必要があります。これはパッケージマネージャからアンインストールすればOK。その後、上記ダウンロードサイトから、「VirtualBox 4.0.4 for Linux Host」「ubuntu 10.04LTS "Lucid Lynx"」の i386版 をダウンロードしました。(Core Duo2なので)
.debファイルやから、そのままパッケージインストーラでインストールできまする。実行ファイルの位置とかも同じやから、以前のショートカットも使えるし、特に問題なし。

さて、VirtualBoxを起動すると、GUIが変更されておりました。例えば実行中のゲストOSの画面のサムネイルが表示されるようになったりと...。でもまぁ、本質ではないなぁと思ってそのままWindowsXPを起動。

ん...
にゃんか起動が遅いゾ。

あ〜、4.0.4のGuest OS Additionをインストールしてないからかな?と思って、そのまま起動を待つ。起動後に「デバイス」メニューから「Guest Additionsのインストール」を選択して、インストール開始と。Guest Additionsのインストール自体も遅いながらも無事に完了して3.2.12のAdditionsから4.0.4に更新されました。そして再起動...

ん...
にゃんか、まだ遅いゾ。

その後、何度か試してみたんやけど、どうやらバックグラウンドでシステムが何か処理を行っている様子。ゲストOSのパフォーマンスを見るとCPUの使用率が100%になってしまう。数分するとCPU使用率も下がるんやけど、Cドライブとかをエクスプローラーで開くとまた100%張り付きに。原因不明っす。多分VirtualBoxのどっかの設定やと思うんやけど、とりあえず急ぎやったので3.2.12に戻しました。手順は同じ(というか逆やね)です。

また時間ができたら調査する事にしよう。

そうそう、4.0.4のGuest Additionsで3D関連のドライバをインストールするにはWindowsをSafeモードで起動する必要があります。3.2.12まではそのままインストールできたのやけどね。という事で、Windows起動時にF8を押してセーフモードを選択してから、Guest Additionsをインストールしてくださいな。

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